オーガニックの価値を、ソーシャルベネフィットへ。

オーガニックの価値を、ソーシャルベネフィットへ。

その日焼け止め、大丈夫? 体内吸収される危険な日焼け止め成分

ドイツ在住、IOBメンバーの金広美です。

本日は、今の時期必ずと言っていいほど話題になるアイテム【日焼け止め】についてお話しします。

私はドイツでオーガニックコスメのオンラインショップを運営しているのですが、お客様によく聞かれることがあります。「なぜ今、溢れる日焼け止め製品の中から『オーガニック日焼け止め』を選ぶべきなのか?」

あなたはなぜだか知っていますか?

今日はその答えについて詳しくお話ししたいと思います。オーガニックコスメに興味のあるあなたには知っておいていただきたい内容ですので、ぜひ読んでみてくださいね。

ふたつの紫外線カット成分

まず、基本の知識である「紫外線カット成分」について。これは大きく分けると【紫外線吸収剤】、【紫外線反射剤(散乱剤)】のふたつ。

 【紫外線吸収剤】は紫外線カット力が強いですがお肌の上で化学反応が起こるため、お肌への刺激が強いことから一般的にオーガニック日焼け止めには使用されません。

一方【紫外線反射剤】は紫外線がお肌に当たる前に反射することで紫外線からお肌を守るというもの。紫外線吸収剤に比べて紫外線カット力は弱いとされるもののお肌への刺激が少なく、オーガニック日焼け止めには一般的に【紫外線反射剤】が使用されています。

そして、ここからが本題。なぜ、後者の【紫外線反射剤】を使用したオーガニックコスメを選ぶべきなのか、今回は【人体の影響】をテーマにエビデンスとともにお届けしますね。

アメリカの最新研究による紫外線吸収剤の人体への影響

米食品医薬局FDA(*)の最新研究では「市販の日焼け止めに配合される紫外線防御剤は皮膚から体内に吸収され血液中に流れ込んでいる」と発表されています。

(*)FDA:食品・薬品を中心に化粧品や玩具、タバコなど、消費者が接する機会の多い製品の認可や違反取締を行う機関

この研究でテストされた紫外線防御剤は、

・アボベンゾン(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン)
・オキシベンゾン(オキシベンゾン-3)
・オクトクリレン 
・エカムシュル(テレフタリリデンジカンフルスルホン酸) 

という4種の【紫外線吸収剤】。 どれも日本の大手メーカーの日焼け止めで見かける成分ですね。

日本の日焼け止めなど化粧品に主に配合される【紫外線吸収剤】は 

・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(今回のFDA検査は対象外)
・オキシベンゾン-3
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 

の3種で【全製品の70%以上】を占めるといいますから、あなたがもし今ご自宅に 【紫外線吸収剤】使用の日焼け止めをもっていたら、今回の研究対象になった成分を含んでいる可能性が高くなります。ぜひ確認してみてください。

FDAの研究では現段階、それらの成分が体内でどのような影響を及ぼすのかまではわかっていませんが、逆に「わからないから怖い・・・」とも言えます。このような危険性からFDAはすでに、承認済み16種の「紫外線防御剤」(吸収剤・反射剤含む)の再検査を開始していますが、現在のところ安全性と効果が確認されたのは「紫外線反射剤」として使用される「酸化亜鉛」「酸化チタン」の2種類のみ。

酸化亜鉛、酸化チタンといえば、オーガニック認証を取得したほとんどの日焼け止めが紫外線カット成分として用いている成分です。つまり、オーガニック認証を取得したオーガニック日焼け止め(*)を手に取ってもらうことが、必然的に安全かつ効果的ということになるんです。

(*)すべての製品が酸化亜鉛、二酸化チタンのみということではないので、製品ごとに成分表示の確認が必要です。「ナノ粒子不使用」の酸化亜鉛、酸化チタンが安全性が高いとされ、近年のオーガニック日焼け止めは「ノンナノ」が主流となってきています。

【紫外線吸収剤】は、その日焼け止め効果の高さを好んで使用される方が多いと思いますが、日常生活や屋外での軽いレジャーまではSPF30もあれば十分!日常で長時間つける日焼け止めは安全性を重視したものを選んでくださいね。

欧州でも危険視されている紫外線吸収剤

EUには、欧州でも一二を争う環境先進国、スウェーデンに本部を置く環境NGOにより作成された「SIN LIST」というものがあります。これは「Substitute It Now!」=「すぐに代替すべき」という意味で、有毒性、発がん性、生体内蓄積性、変異原性など人体や環境に脅威をもたらす物質が管理されている国際的なリストです。

EUでは以前より【紫外線吸収剤】の人体への影響が盛んに研究されてきました。それらの研究を通し、【紫外線吸収剤】である「オキシベンゾン」「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」(上述通り日本の日焼け止めにも使用される成分)は「SIN LIST」において「環境ホルモン物質の可能性あり」として掲載されています。

いかがでしたか?今日は日焼け止め成分の【人体への影響】をお話しましたが、日常用の日焼け止めは毎日欠かさず塗っているという人も多いと思います。365日、環境ホルモンの可能性のある成分が、体内に吸収されているかもしれない恐怖!これこそが、今、オーガニック日焼け止めを選ぶべき理由のひとつなんです。ぜひあなたもオーガニック日焼け止めの利点をしっかり理解して、お肌の健康を守っていってくださいね。

もっとオーガニックを学びたい方へ

オーガニックコスメについてもっと本格的に学び、安心・安全なオーガニックコスメを見極めたいあなたへ。
当社スクール事業部では、無料メール講座を配信中。

LINEで送る