代表レムケなつこによるForbes JAPANの連載記事がアップされました。
今回は、有機食品をスウェーデン全国に広めた中心的組織「エコフードセンター」の元代表エファ・フレーマン氏に取材を行いました。
スウェーデンでは学校や病院などの公共機関で提供される食品のうち、なんと39%がオーガニック。
これほどまでに公共機関でオーガニック食品が普及した背景を探ります。
記事タイトル:世界トップはスウェーデン 公的機関でオーガニック食品39%の秘密
以下、本文より一部抜粋:
エコフードセンターは創業初期から、国家政策に影響を与えるロビー活動を行うとともに、国民へのオーガニックに関する知識の普及に努めてきた。
元代表で、現在シニアアドバイザーを務める共同創業者のフレーマン氏は、「スウェーデンでは、2030年までに公共調達の60%を有機食材とする国家目標を掲げています。私たちは達成可能だと確信しています。」と笑みを浮かべながら力強く述べた。
スウェーデン政府は、2006年に初めて公共調達有機食品比率の目標数値を掲げた。それは当時6%だった数字を4年後に25%にするという極めて野心的な数値だった。目標年の2010年までには到達しなかったが、その3年後の2013年には25%を達成。2017年には、「2030年までに公共機関の食品を60%オーガニックにする」という新目標が設定された。
スウェーデンでは、今までのプロセスを全て見直し、コスト削減のための工夫を徹底して行ってきた。フレーマン氏が指摘する「肉や魚の。量を減らし野菜や豆類を増やす」の他にも、「旬な食材を活用する」「調達、調理、配給、消費それぞれのポイントで食品ロスを減らす」「地域の生産者から調達する」などがその例だ。
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