【受講生の声】ーオーガニックは自分の生活だけではなく身の回りの社会問題も解決できる希望があると確信したー山本 淳平さん（会社員 業種：電気工事業）
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ドイツIOBオーガニックスクール受講生の声Vol.27 山本 淳平 さん
名前：山本 淳平
職業：電気工事業（事務担当）
修了コース：ドイツIOB認定オーガニックライフスタイルマスター養成コース
年齢：35 - 44歳
居住地：高知県
1. 現在は何をされていらっしゃいますか？
電気工事会社で事務をしています。
2. なぜオーガニックに関心を持ったのですか？
会社では環境省のエコアクション21という取り組みを通じて環境負荷低減を念頭に置いた経営を行っており、仕事だけではなく生活においても環境負荷を減らせる試みを探していてIOBオーガニックスクールにたどり着きました。
3. お仕事や毎日の生活の中で、オーガニックに関係した印象深い体験はありますか？
職場近くの排水側溝の清掃時に、いくら汚染された土を除去しても生活排水に流れ込む洗剤やシャンプーなどを天然成分由来のものに変えていかないと解決にならないと気づきました。
4. なぜオーガニックを学ぼうと思ったのですか？
私生活、特に食生活については多忙や食費を理由に軽視されやすい要素なので、改善できる点が多そうだと考えました。
5. その中でドイツIOBオーガニックスクールを選んだのはなぜですか？
自己流の探し方に頼るよりも、既に生活にオーガニックを取り入れている先輩たちの声を聴く方が、情報の鮮度が高く、学べることも多いと感じました。
また、オーガニックの良さを個人の感想で語るのではなく、エビデンス(真偽を明白にする証拠)に基づいた情報で説明されていることも信頼につながりました。
6. 受講した感想をお聞かせください。
家庭菜園の作り方や料理に用いるだしの大切さといった、すぐにでも実践できるオーガニックの取り組みがわかりやすく紹介されています。
オンライン講座に参加することで、講師の先生に直接質問することもできます。
ほんの小さな関心や疑問が、先人たちが開拓してきた知識の海に出るきっかけになります。
7. 一番印象に残った内容とその理由をお聞かせください。
一番初めに視聴したレムケなつこさんの講座「本物のオーガニックとは何か？」です。
この講座を通じて、オーガニックとは最終的な成果物のことだけでなく、生産の全工程を含めるプロセスのことを指すのだと理解できました。
これは工業製品生産の環境負荷を考えるときに、最終的な成果物でなく生産の全工程でのトータルの負荷を議論することとまったく同じだと気づきました。
8. この講座を受講することでどんな変化が訪れましたか？
(1)食品に限らず製品の成分表示や製造情報に目を通すようになりました。
回鍋肉を調理する機会が多かったので、特に何も考えず選んでいた製品がオーガニック製品でないことに気づきました。
原材料表示を見ると『増粘剤(加工デンプン)』という成分があり、これが化学的処理を施された食品添加物であることもわかるようになり、天然成分由来で添加物不使用の豆板醬を購入するようになりました。
(2)職場に置く嗜好品(コーヒーやお菓子類など)に、さりげなくオーガニック製品を取り入れています。
その製品について問われたりする機会に、オーガニック製品であることを説明に添えています。
(3)靴下やシャツ、タオルなどにオーガニックコットン製品を取り入れ始めました。
低価格製品ばかりをありがたがることが、回り回って自分の不幸せにもつながっているかもしれないとふと思うことがあります。
低賃金労働者に負担を強制している従来のコットン製品の実態を知ると、オーガニックコットン製品を購入することで労働問題の解決につながっていく希望を持てます。
9. 今後、学んだことをどのように生かしていきますか？
会社で環境負荷を減らす経営をしている関係で、SDGsの取り組みにも参加することになりました。
オーガニック製品を購入することで、会社の事業とは直接関係しない場所での環境負荷を減らしていくつもりです。
10. これからドイツIOBオーガニックスクールへの入学を考えている方へのメッセージをお願いします。
これまでの日常生活を改善したい、頭髪や肌のセルフケアについて見直したい、など、きっかけはどんなことでも構わないと思います。
身近な問題を解決する方法の一つにオーガニックという手段があるとわかります。
また、オーガニックについて学ぶことは、自分自身の健康だけではなく、オーガニック製品生産にかかわっている動植物や人々の幸せ、そして地球環境問題の解決にもつながる大きな可能性を秘めています。
IOBオーガニックスクールでは、素晴らしい志を持っているスクール生の皆さんとも交流することができ、刺激を受けること間違いありません。
山本 淳平さん 事業紹介
事業名：電気工事を通じた環境経営
場所：高知県宿毛市
自社の活動レポート：
一般財団法人 持続性推進機構 エコアクション21中央事務局
2021年版 環境経営レポート
https://www.ea21.jp/list/pdfn/0012344.pdf
※ 自社のWebサイトは現在作成中です。
