サステナブルとは、「持続可能な」という意味で使われる言葉。サステナブル(Sustainable)は英語で、「sustain(持続する)」と「able(~できる)」という形容詞からなり、「持続可能な」「ずっと続けていける」「維持できる」という意味の言葉です。

近年、地球規模での環境破壊・汚染が問題になっており、また世界中の国々が多くの社会課題を抱えています。
「サステナブル」「サステナビリティ」という言葉は、私たち人間社会・経済・地球環境の持続可能な発展を意味していて、世界中の企業・様々な分野から個人に至るまで幅広く使われています。

身近なところでは、「サステナブルな暮らし」「サステナブルビジネス」「サステナブル商品」「サステナブルファッション」といった言葉を耳にすると思います。
その他に「サステナブルな農業」「持続可能な農業」という言葉もよく聞くようになりました。

私たちの生活の基本にある食物を作る農業について、2014年国連も「環境への悪影響は、高度な集約型農業システムが限界にきていることを示している」と世界食料農業白書の中で述べています。

実際に、現代の食の生産スタイルは、気候変動、森林破壊、土壌劣化、水不足、生物の絶滅、土壌・水・大気汚染など、様々な環境問題の要因となっているとしています(参考記事:食こそがSDGs中心テーマだ〜エビデンスを持って解説!SDGs全項目達成を叶えるオーガニックの真の姿とは)。

例えば、持続可能な農業として、有機農業で育てられたトウモロコシは、慣行栽培よりも31%収穫量が多く、作物0.5キロ当たり慣行農業に比べ40%温室効果ガスの排出量が少なく、地下水を増やします。良質な作物を育てるためにはよい土壌が必要です。ミミズは土中の生物活動を14倍に増やします。そして、その畑は長年使い続けることができ、そこで育てられた作物は栄養価が高く、安全なものを安心して食べることが可能になります。

私たちは今、一消費者として、また社会全体でも、何がサステナブルなのかを考え選択し、行動し続けていく必要があります。

 

参考資料:
「サステナブルとは?」https://www.benesse.co.jp/brand/about/about_sustainability/
「フード・インク」2011(映画)
「100億人‐私達は何を食べるのか?」2015(映画)
ウィキペディア「持続可能な農業」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%81%E7%B6%9A%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E8%BE%B2%E6%A5%AD

文=鈴木結子

 

日本では手に入らないオーガニック情報

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